丸山虎ノ門法律事務所

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事務所からのお知らせ

復帰のご挨拶と
マルトラ経営者相談所のご案内


   皆様におかれては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
   さて、私ごとですが、本年3月、京都大学経営管理大学院を無事卒業し、経営学修士(MBA)の学位を得ることができました。全日制だったので、一週間のほとんどを京都に居ることになり、皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。改めて、お詫びとお礼を申し上げる次第です。幸い、事務局長の石井や、独立した木下・脇田虎ノ門法律事務所の弁護士たちが献身的に事務所を支えてくれました。彼らの協力がなければ、到底、卒業に漕ぎつけることはできなかったと思います。私は、彼らにも、深く感謝しなければなりません。
   この4月から、8割方弁護士業務に復帰していますが、そもそも、私がMBAを取得しようと思ったのは、中小企業の再生実務の中で、経営判断の重要性を痛感したからでした。再生実務で弁護士が行うことは、結局、債務の整理にすぎません。より重要なのは、どのような経営方針で事業再生や企業存続を図るのか、という点にあると気づいたのです。
   現在、中企業ではM&Aによる事業承継が、小企業では自主廃業がかなりの勢いで増加しています。背景には、事業の将来性に対する不安や後継者不在がありますが、それを行うにあたり適切な経営ないし法的判断がなされているとは、到底思えない現状があります。仲介会社の双方代理によって著しく不利な条件でM&Aがされたり、生き残れる事業があっさり廃業し、廃業すべき事業が生き延びようともがき苦しみ、損害を拡大したり、そんな光景が目に入ってきます。
   そこで、私は、今後は、廃業や事業承継を考えている経営者に対する相談業務を中心に仕事を行っていこうと考えています。経営コンサルではできない法的判断が可能な者として、また弁護士ではできない経営判断ができる者として、お役に立てればと考えています。そのために事務所内に「マルトラ経営者相談所」を開設しました。どうか、ご利用いただきますよう、よろしくお願いいたします。

2018年5月

丸山虎ノ門法律事務所・マルトラ経営者相談所
代表弁護士・経営学修士 丸山 健




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